2021年度 入試結果&総括

作成日:2021年3月23日


2021年度 入試結果

上矢部高校  1名合格
横浜緑園高校 2名合格
三浦学苑高校 1名合格

総括

今年度はコロナ禍での新規開校となり、受験生の指導はできないかなと思っていましたが、10~11月に5名の中3生にお問い合わせいただき、受験生(公立志望4名、私立志望1名)の指導をすることになりました。
 
来てくれた中3生の中には、塾が初めての子もいれば、通っている塾が合わなくて転塾してきた子もいましたが、総じて感じたのは「何をすれば良いかよく分かっていない」でした。
 
最後の内申を決める後期中間テストまで2週間もない中、やったことは「教える」ではなく、「やるべきことを明確にする」でした。
どこを走れば良いか分かっていない状態で走っても全速力で走ることはできません。
走るべき道がはっきりして初めて全速力で走ることができ、それが大きな成長に繋がると思っています。
 
結果、前回のテストから平均45.5点UP、内申点が平均2.5UPとみんな良く頑張ってくれました。
このタイミングで私立志望の子の内申が3つ上がり、予定していた高校よりもっと行きたかった高校に行けることとなりました。塾をやっていて良かったなと思う瞬間です。何年やっても慣れるものではありません。
 
そこから、公立高校組の指導が本格化しました。定期テスト同様、やるべきことを明確にすることから始めましたが、みんな最初は勉強の体力もなく、頑張りたいという気持ちはあるけど体がついてこない、楽な道があればそちらに行ってしまう、そんな状態だったので危機感を感じていました。
 
時間もあまりなかったので、リスクを承知で12月の模試を本人たちなりに頑張ってもらおうと思いました。結果12月の模試は全員惨敗し、それぞれの危機感が11月に比べて数段階上がったことを肌で感じました。ここのタイミングを逃さずに勉強の量や質を少し強引に引き上げていったことで、みんなの取り組みの基準が向上していきました。
 
そこからの2ヶ月はみんな本当によく頑張ってくれたと思います。毎日4時間以上ひたすら取り組むことって今までの勉強時間を考えると大変だったと思います。
一人ひとり成長の仕方も違いましたが、それぞれの成長やタイプに合わせて取り組み方を調整していくことで本番では全員実力を出し切ってくれたと思います。
 
最初に来たときはほとんどの子が志望校に対して5分5分かそれ以下でしたが、力を出し切れた結果、多くの子が合格を勝ち取ってくれました。
 
残念ながら1名不合格となってしまいましたが、その子も例外なくいつも以上の力を出し切っていました。あと一歩が及ばなかったのは本当に悔しいですが、その子は本当に成長していたし、成長したこと自体はなくなる訳ではありません。この結果を受け止めて次に繋げていってほしいです。
 
 
入試実績というのは、その年にいる中3生のレベル感や目指している高校によって変わるものなので、〇〇高校何名輩出という実績にあまり興味はありませんが、個別学習塾さいはらとして、中3生と一緒に頑張ってきたことについては忘れたくないと思い、総括という形で掲載することに致しました。
 
高校受験における不安はご家庭によって様々かと思います。
それぞれの悩みに寄り添える塾でありたいと思っておりますので、困ったことがあればまずはご相談いただければと思います。
 
2021年3月23日 個別学習塾さいはら 塾長 裁原吾朗